下肢静脈瘤の治療方法

下肢静脈瘤の治療方法

下肢静脈瘤は、そのままでも命に支障をきたす病気ではなく、足が壊死してしまうほど重症化することもありません。また、人によって症状の進行速度は異なり、ほとんど症状が出ない方もいます。そのため、下肢静脈瘤を発症したら必ず手術が必要という病気ではありません。

かといって、放置しておくことで自然に治癒する病気ではないため、治すためには病院での治療が必要です。また、飲み薬、塗り薬で治すことはできず、注射やレーザーにより患部である血管に直接働きかける治療法が一般的です。

下肢静脈瘤の初期症状である足のむくみ、重さ、だるさ、冷えといった足の異常を感じたり、足の血管が以前より浮き出ていることに気づいたら、早期に医師の診断を受けて、治療や予防など対処法について相談されることをおすすめします。

下肢静脈瘤の主な治療方法

各治療法のメリットとデメリット

治療名 メリット デメリット
圧迫療法
  • 低価格
  • 誰でもすぐに使用可能
  • 保険適用外
  • 根本治療ではない
  • 着脱にコツが必要
IPL治療
  • 痛みが少ない
  • 20〜30分で終了し、日帰り可
  • 傷ができない
  • 保険適用外
  • 3~5回治療が必要
硬化療法
  • 保険適用
  • 傷跡が残らない
  • 無麻酔で行い、日帰り可
  • 注入部に色素沈着の可能性あり
  • しこりが残ることがある
  • 再発が20~30%に認められる
ストリッピング手術
  • 保険適用
  • 再発率が低い
  • 安定した治療成績
  • 入院が必要な場合がある
  • 稀に皮下出血など後遺症を伴う
  • 稀に周囲の知覚神経に障害を起こす
レーザー治療
  • 保険適用
  • 局所麻酔なため日帰りも可
  • 傷跡がほとんど残らず目立たない
  • 出血が少なく、体への負担も少ない
  • 静脈径の大きい場合も高い治療効果を期待できる
  • 日本では新しい治療法なため長期成績が不明
  • 指向性があるため焼却にばらつきが生じやすい
高周波アブレーションカテーテル治療
  • 保険適用
  • 局所麻酔なため日帰りも可
  • 傷跡がほとんど残らず目立たない
  • 出血が少なく、体への負担も少ない
  • 高周波で静脈壁を均一に焼却できるため合併症を起こしにくい
  • 日本では新しい治療法なため長期成績が不明
  • 静脈径が大きい場合に十分な治療効果が期待できないことがある

根本治療のための3つの方法比較

手術名 ストリッピング手術 レーザー治療 高周波アブレーションカテーテル治療
所要時間 1時間前後 30分前後 30分前後
メス 使用 当院では一切不使用 当院では一切不使用
手術後 入院必要なことがある 日帰りも可能 日帰りも可能
傷跡 残る可能性がある ほぼ目立たない ほぼ目立たない
痛み 残ることがある ほぼ残らない ほぼ残らない
保険適用時費用 3割負担時
約33,000円
3割負担時
約45,000円
3割負担時
約45,000円
1割負担時
約11,000円
1割負担時
約12,000円
1割負担時
約12,000円

下肢静脈瘤の種類別の適応治療法

治療名 クモの巣 網目 側枝 伏在
圧迫療法
IPL治療 × ×
硬化療法
ストリッピング手術 × ×
レーザー治療
高周波アブレーションカテーテル治療

※患者さまの状況、静脈瘤の状態、大きさなどにより適応する治療法は異なります。
※圧迫療法は症状緩和・進行予防目的で行うもので、根治治療ではありません。

下肢静脈瘤の種類や状況に応じて適切な治療法を

網目状静脈瘤クモの巣状静脈瘤には硬化療法およびIPL治療を、伏在静脈瘤側枝型静脈瘤にはレーザー治療または高周波アブレーションカテーテル治療を、というように下肢静脈瘤の種類に応じて、適用となる治療法は異なります。

ただし、妊娠中であれば根本治療は行わず保存的治療に留めるなど、患者様のライフステージや生活、体調、症状の段階などに応じて、おすすめの治療法と治療時期は変わります。まずは、診察と検査にて下肢静脈瘤の状態をきちんと理解したうえで、医師との相談のもと最適な治療と対処を行うことをおすすめいたします

当院はインターネットかお電話での診察予約が可能です。なお、忙しくて病院まで来られない方の疑問にもお応えできるよう無料メール相談を行っています。お気軽にご相談ください。

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